“にもかかわらず、わたしの頭のなかに厳として存在している生物学的ユートピアは、蛍光灯に隈なく照らされた明るいタイル張りの浴室のような、衛生的な薔薇色の微粒子の充満している、晴朗無上な、透明無比な、しかも怖ろしく非人間的な世界でなければならない”

今頃になって、という感じですが澁澤龍彦のエッセイをいくつか読みました。なぜもっと早くに読んでおかなかったのだろう。そうすれば何かが変わっていたかもしれない・・・と思ってしまいました。古本屋を廻って探してみます。それが澁澤龍彦との出会いにふさわしいような・・