タカヤマ

 2009年6月8日月曜日午後10時22分、2台持っている携帯電話の古い番号のほうが唐突に鳴った。タカヤマだ。長野から出張で出てきたモチくんと偶然に会い、タンちゃんとナカムラを呼び出して四人で九段下で飲んでいるという。
 彼らとはもう何年も会っていない。しかし電話で話せば、昨日も会ったかのようだ。僕らはいつもそうだ。
このブログは彼らのことを書くために存在していたんだな、と気づいた。それでまずはタカヤマから。

(これから紹介するメンバーは僕が大学時代に映画研究会というサークルで知り合った友人たちである)

 タカヤマは仙台の出身で高校時代はバレーボール部。背が高くなかなかの男前(本人曰く)。何故彼が映画研究会に?それは今も謎である。

 自意識という堅い殻に囲まれていた僕を軽々と引っ張り出してくれたのがタカヤマである。僕の恩人第一号といったところだ。

 タカヤマのアパートの狭い部屋で何度飲み明かしたことか。あまりに僕がタカヤマの部屋に入り浸っているので、当時のタカヤマのガールフレンドが僕に嫉妬したとかしないとか。学生時代の古き良き想い出か。