友達のなみちゃんの下宿に行くと帰省中のようで留守であった。ドアには懐かしいサークルの張り紙が何枚か。ドアの鍵もかけてなく電気もつけっぱなしである。中に入ってみると、こんな部屋だったんだ、と感心する。
廊下にでたら下宿の隣人と出くわす。若い母親と娘である。なみちゃんの後輩であること、鍵もかけてなく電気もつけっぱなしなのだが大丈夫か、と尋ねてみる。若い母親は笑いながら「大丈夫ですよ。いつもそうだから」と答えた。