ブルー・ハンマー

「地中の男」から「眠れる美女」、そして最後の作品「ブルー・ハンマー」読了です。
思い返して見ると2009年8月から約2年かけてのアーチャーとの旅でした。
一般的にはロス・マクのアーチャーシリーズ最高傑作は「さむけ」や「ウィッチャリー家の女」ということですが、僕にとってのベストは何と言っても最後の作品「ブルー・ハンマー」です。
この作品を読んだ直後にロス・マクの訃報に接したような記憶があります。いや、その逆だったか?いずれにしろこの作品でのアーチャーとベティ・ジョーの関係と、イーストウッド監督作品「愛のそよ風」が僕のその後のロマンチックな妄想の原型を作ったことは間違いないところです。
しかし、とにかく、夢がかなうなら村上春樹訳のアーチャーが読みたい!!