笑わない数学者

あえて単純なトリックを提出し、しかしそのトリックに気づいたものが逆に陥ってしまうという「逆トリック」・・・
う〜ん・・そうだったのか!
一読ではそんなことには全く気づかず、森先生のHPのコメントを読み、再読してようやく気づいた。しかし納得するまでいろいろネットの書き込みをさまよってようやく到達。う〜ん!そうだったのか!小学生の頃からミステリィを読み始めて三十数年・・・いつまでも初心者です^^;
それにしてもネットを徘徊しているといつも思うのだが、このインターネットという第二の世界が構築されてから、現実と虚構の境界がますますあいまいになってきた気がする。
そもそも森博嗣は現実に存在するのか?書籍、インターネット、あるいは名古屋大学の広報誌にもその名前を確認することはできるのだが、それとてはたして現実なのか。僕たちが「森博嗣」と定義すればこそ存在しているのでは・・・
ところでこの作品の犯人の設定は「○○が来たりて○を吹く」に似てません?(ネタバレになるかもしれないので。あ、でもこれで分かっちゃう人には結局ネタバレか・・^^;)
というかこの作品↓夏休みの読書感想文の題材にいいんじゃないかな。

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)